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フィールドワーカーにとってフィールドとは、研究のためのサンプルやデータを採るための場です。
しかしながら、その一見単純とも見えるサンプルやデータを集め記録する作業には、倫理、技術、政治、思想など、様々な観点にまつわる問題が潜んでいます。
40周年を迎えた海外学術調査フォーラムは、「デジタル時代のフィールドサイエンスと共同研究の可能性」と題し、生態学、文化人類学、言語学にかかわるフィールドサイエンスの第一線で研究を行う3名の研究者をお招きし、その最新の報告にもとづいて、デジタル時代のフィールドサイエンスの可能性について議論します。
what is
「海外学術調査フォーラム」は、科学研究費の関係者(代表者・研究分担者、事務担当者)をはじめ、
広く海外をフィールドとした学術調査のさらなる展開、
また海外学術調査に関わる内外の研究者ネットワークの構築・拡充を計画する研究者に
ひらかれた情報交換と学術交流の場として開催されています。
今回のフォーラムは、
最初の全体会議では、
日本学術振興会担当者による科学研究費についての講演を頂き、
海外調査を予定されている研究者と日本学術振興会との意見交換を行います。
ワークショップでは、
「デジタル時代のフィールドサイエンスと共同研究の可能性」を共通テーマに掲げ、
理系、文系、複合領域にかかわる海外調査の第一線で共同研究を行う3名の研究者に、
フィールドサイエンスの最新の報告にもとづいて、
海外学術調査の課題や共同研究の可能性について議論を頂きます。
その後、テーマ別分科会では、
各フォーラム講師を囲んで質疑応答を行い、
フィールド調査に関わる情報交換、意見交換を行います。
本フォーラムは、全国の研究者が、個別の学問分野を越えて、また、文理の境界も越えて、
海外学術調査にともなう様々な情報交換をおこなう場です。
個別のフィールド調査で豊かな経験を積まれてきた研究者、
これから新たなフィールド調査に臨まれようとする研究者、
近い将来フィールド調査研究を計画されている研究者のあいだでの情報交換および研究ネットワークの構築は、
日々変転をつづける今日の世界状況に向きあううえで、きわめて有意義なものと考えています。
みなさまお誘い合わせの上、ふるってのご参加をお待ちしております。
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