東京外国語大学AA研の海外学術調査フォーラム事務局では、新型コロナ・ウィルス感染症の影響で、本年度の科研費の執行で様々な困難を抱えている研究者を対象としたアンケート調査を実施しました。
本フォーラムでは、毎年、日本学術振興会の科研費担当者をお招きし、科研費の執行に関わる研究者との意見交換の場を設けてきました。特に本年度は、コロナ・ウィルス問題で科研費執行の見通しが立たず、その対応に関連して当事務局にも様々な要望が寄せられていることから、海外調査に関わる科研代表者へのアンケート調査を行い、日本学術振興会への報告書としてとりまとめる事になったものです。今回のアンケートは、科研費の基金化などの特定の施策を直ちに要望するものではありませんが、その方針を検討するためにも欠かせない、海外調査に関わる研究者の多様な現場での声を集積することを目的に企画されています。
アンケートの対象者は、これまで本フォーラムが主な対象としてきた、科研・基盤A/Bの2019年度、2020年度の新規採択課題代表者、旧科研・基盤A/B(海外調査)で継続中の研究代表者、及び国際共同研究強化(B)の2019年度、2020年度の研究代表者等とし、特に海外調査に関わる分野を選択し、6月27日を期限として実施しました。